シニア体験

介護リフォーム
01 /21 2017
TOTO茅ヶ崎工場(現在は研究センター)へ研修

インスタントシニア体験をしてきました。
見た目シニアな体験者・・・。
もはや拷問です。

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これも、相談者の立場に立って考える為、
手首・ひじ・片ひざ・足首に重りやサポーターの様な物を付け、
機能を制限します。
ゴーグルを取り付けると視界が制限されてしまいます。

これを装着したまま、各種住設使用時に感じる不便を体験します。
先ずはお風呂。

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昭和なお風呂が設置されています。
跨ぎの大きい浴槽は勿論ですが、
浴室内に入る際の段差や、水栓金具なども腕に付けた重りや、
ひじの可動域を制限されている為不便を感じます。

次に現在のユニットバス(TOTOさん的にはシステムバスルーム)を体験。

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当然、楽なんです。
改めてわかったんですが、跨ぎが浅くなった分、
視界が狭まると手掛りが無いと怖さを感じました。
適切な手摺りの取付位置については、使用者の身体機能や動作能力、
家族等の介助力などを幅広く把握する必要がありますね。

次にキッチン。
日常動作能力が最も影響してくる場所の一つですね。
使い辛くなってしまうと、自身で食事を作らなく (食べなく) なり、
外に買い物に出るのも億劫になると、次第に体力や風邪等への抵抗力が落ちてしまいます。
可能な限り、自分で生活していく為にも、使いやすいキッチンは理想ですね。

さて、昭和のキッチン

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吊り戸の物を取るのも、シンク下のボウルや鍋を取り出すのも億劫です。
関節を伸ばす、曲げるを出来るだけ少なくしたいんです。

最新のキッチン、電動昇降付の吊り戸はともかくとして・・・。
引出し式のシンク下の収納は本当に便利です。

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コンロ周りやレンジフードは掃除、手入れのし易さが、
各段に良くなっています。






次にトイレですが、タンクレスとタンク式のトイレを比較です。
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幅、奥行きが同じブースに設置されています。

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上がタンク式、下がタンクレス、その差は6㎝・・・。
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体の機能が制限されているいないに関わらず、その差は歴然、
立ち座りの際、体重移動が制限されてストレスを感じます。
介護する側もストレスを感じるでしょう。
6㎝の違いですが掃除をするにも大違いです。
体を避けるスペースが無く、便器に覆い被さり見えない場所をひじを延ばしてもうまく掃除はできません。

排泄行為は自尊心に大きく影響を与えます。
スペースの拡張が困難な場合はとても有効な方法と言えるでしょう。

トイレの改修例の一つです。
開口部を大きくする事で、アプローチがし易くなり、介護スペースも確保できそうです。
手摺りの設置だけでなくコンパクトな手洗い器があると何かと便利です。
勿論掃除のし易さは清潔なトイレで用を足す事が出来ます。

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介護のリフォームは、介護する側の利便性だけで実施される物ではありません。
出来る事なら、住み馴れた環境を離れたくない。
出来るだけ、家族に手間を掛けたくない。
この両方の思いは、時に積極的な生活を阻害する事があります。
(余計な事はせずに、おとなしくしていよう・・・。)




これらの改修工事は経済的に誰もが出来ることではありません。
出来る事は出来るだけ長く自分で行える様、
出来るだけ、介護ストレスが軽減できる様に、
介護保険や自治体の助成等をうまく利用して貰いたいと思います。
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kaigoreform100

湘南ライフタウンでリフォームのお手伝いをしています。
介護リフォームは、馴れ親しんだ環境で住み続ける為に、個々人を尊重しなければなりません。

福祉住環境コーディネーター2級
照明コンサルタント
LIXILエクステリアマイスター

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